ヒーローズカップが動き出した

昨日からトップリーグの東芝ブレイブルーパスが本格的なチーム合同の実践練習が始まった。また新型コロナウィルス感染の影響で部活動を休止していた天理大学のラグビー部も練習が再開された。小学生のラグビー界でも、国内小学生のラグビー最大の催しである「第13回ヒーローズカップ」が動き出した。新型コロナウィルス感染の防止対策から、当初予定の変更がかなり出ている。最初に開幕する北海道大会も2日間(10月10日、11日)の開催に変更はないが、宿泊が禁止され、両日とも通いの試合参加となる。8チーム(9スクール)の参加が決まり、初日は2グループに分かれてのリーグ戦、その上位2チームに翌日の試合への出場権が与えられる。例年であれば、リーグ戦敗退のチームも2日目に参加して試合をしていたが、今回は新型コロナウィルス感染防止の観点から、1日目で終わる。この様な例年にない試合運営は各地方大会にも影響している。北海道に続いて開催される東北大会は2日間の開催予定だったが、1日開催に変更された。関東大会は過去、2ndステージ制であったが、今回は5会場での開催となり、それぞれの1位チーム5チームが決勝大会へと駒を進める事になった。東海・北陸大会も愛知県での開催だったが、今回初めて岐阜県での開催となる。近畿大会は今日の朝から試合参加申込が始まり、すでに7チームの申込があったとの事。近畿大会も今回初めて枚方市の陸上競技場を使っての運営となる。また、関西大会は久々の神戸製鋼灘浜グランドでの開催となり、今まで関西大会に出場していた中国・四国の代表チームは関西大会には出場せず、新たに独自の大会で決勝進出チームを決める事になった。例年とはかなり違った試合運営となるが、ヒーローズカップ実行委員会、運営委員会の新型コロナウィルス感染対策への苦労が察せられる。

関連記事