ラグビーママの栄養バイブル⑳

【6ヶ月で身長が11cm伸びたワケ】
 
成長期のジュニアアスリートのお悩みの多くが
 
『身長を伸ばしたい』
『体を大きくしたい』
 
と【身体を大きく】することについてのご相談をよく受けます。
 
また、
多くの情報が出回っている中で
 
・どの情報が自分に合っているのかわからない
・たくさん食べているけど体が大きくならない
・周りと比べて身長が伸びていない
 
など自分なりにやっているけど
なかなか成果が出ないというお悩みも同様に見受けられます
 
 
本日は、
少食で身長が伸びないことがお悩みだった選手が
【6ヶ月で身長が11cm伸びた】理由について
どのように取り組んだのか一例としてご紹介していきたいと思います
 
少食でお悩みの
小学5年生ラグビー選手
 
まず取り組んだことは
【自分に必要な栄養量を知ること】
 
 
A選手は検査値やトレーニングの内容などから必要な栄養量と比べて
食事量が圧倒的不足していました
それによって身長や体重も伸び悩みが起きていたのです
 
 
具体的に取り組んだことは
(1)ご飯の量を増やした
元々1日最大600gしか食べることができなかったところから
1日1000gの目標を立て、
 少しずつ取り組むことで
意外と食べられることが判明しました。
最初からいきなり増やすことは難しいですが、
補食の回数を増やすなど含めてご飯の量や市販の食品も上手く活用しながら工夫し
段々と食べられるようになりました。
 
 
次に
(2)食事回数を増やした
成長期の選手にとって朝食がパンのみや欠食は大きな栄養不足を引き起こします。
トレーニングの多い選手にとっては給食量も不足しがちです。
3食だけで無理に食事量を増やすのではなく
練習前後の補食を活用することで食事量、栄養量を確保
 
 
(3)栄養不足を改善した
A選手は、検査により鉄や亜鉛など成長に必要な栄養素が不足していることがわかりました
成長スパートがきている選手にとって
毎日レバーを食べても足りないくらいのスピードで鉄や亜鉛が不足していきます。
レバー苦手な選手は牛肉、砂肝、ハツ、鰹、マグロなども上手く活用しながら補給をしていきましょう、過剰摂取にも注意のためそれぞれの体にあった量をとることも忘れずに。サプリや補助食品を同じタイミングでたくさんとってしまっているというケースも見受けられます。練習直後は鉄の吸収を阻害してしまうホルモンが出るので鉄の補給タイミングも重要ですね。

 
(4)水分摂取量を増やした
1日1L以下だった水分摂取が1日2.5Lまで増量。
それぞれの体にあった必要量は異なります。
必要量を知り、水分を取る意識を自ら持つようになることで水分量も少しずつ増やすことができました
学校に水筒を持っていっていないなんて選手は要注意です。
 
 
 
A選手の場合
 本日ご紹介したこと以外にも
・疲労が溜まっていて成長を止めていた
・消化吸収能力が低下しており、デトックスが必要
 
なども取り組んでおりました。
 
人間の顔が1人ひとり違うように
体の中の状態も人によって全く異なります
 
最短距離でパフォーマンスUPするためには
ただ闇雲にたくさん食べるのではなく
自分に必要や量を知った上で
食べる量を調整していくことがとても大事です。
 

 新学期が始まり
新しい環境になった今
パフォーマンスUPに向けて
第一歩を踏み出していきましょう。
 
 
【喜多みのりプロフィール】
プロ〜小学生のラグビー、サッカー、野球、、陸上、ゴルフ、バスケ、ボクシング、審美系競技など様々な選手を東京・大阪を中心に全国でアスリートの目標達成を栄養面からサポート。
 
背を高くしたい・身体を大きくしたい・バテにくい身体を作りたい
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