ラグビーママの栄養バイブル⑱

『身長を伸ばすチャンスを逃さない』
 
 
皆さんこんにちは
管理栄養士の喜多みのりです。

 
今日は身長を伸ばすチャンスを逃さないために
食事のポイントについてお話ししていきます
 
 
身長って高校生で伸びるというイメージを持つ方もおられるのですが
実際の『成長スパート』は
女子で10〜12歳、男子で12〜14歳と
意外と早くにやってきます。
 高校生になってからではできることは少ないことがよくわかります。
 

 成長スパートがやってくると、

1年間に男子は約10〜12㎝、
女子は約8㎝も身長が伸びます。

 

選手の中には年間で15cm
中には20cm近く伸びて この1年半くらいでもう180cmなります!!という選手も。
選手たちを見ていていかに日常的に身長が伸びづらくなるようなことをしているのかというのも感じます。
 
 
この成長スパート
後戻りはできません
この成長スパートを生かせるように食事をしていってほしいと思います。
 
 
成長スパートを逃さないようにするためには
 
食事、睡眠、練習やトレーニングのやりすぎにも注意が必要です。
 
本日のテーマ食事についてです。
 
 
  
 
運動してない人は生きるためと生活するためにエネルギーが使われていきます。
 
ですが
成長期の選手は生きるのに必要なエネルギーに加えて
 身長・体重・骨を大きくするため・体が大きくなるためにもエネルギーが使われていきます。
 
 
さらにアスリートは
トレーニングをする分エネルギーも必要になります。
 
 
食べたものの中からエネルギーを作り出すので
生きるため・生活するためにまずはエネルギーが使われ
 残った分で成長やトレーニングのリカバリーにエネルギーが使われます。
 
 
食べる量の不足以外に
お菓子など中身のないカロリー
つまり食べる物の質が悪いとうまくエネルギーは充足されません。
 
 
☑︎思ったほど身長が伸びない、
☑︎テスト期間などOFFになると身長がぐっと増える
 
という人は要注意です。すぐに改善しましょう。
 
 
身長を伸ばすために改善したいポイントはたくさんありますが、
エネルギー不足はすぐにでも取り組めると思いますので
本日から日常生活に取り入れてみてください。
 
 
エネルギー源となる主食を必要量食べることが大事です。
3食でまかなおうとせずうまく補食も上手に活用しましょう。
ご飯が進まないという選手はいも類や果物も活用すると良いですね。
 
 
そして1回の食事量で考えるとパンよりもご飯の方が糖質量が多いです。
朝がパン食の皆さん、朝のスタートダッシュの時点でもうこんなに違ってきています。
朝ごはんを工夫するのも一つでしょう
 
 
1食あたりの糖質量の違い
ごはん 150g55.7g
食パン  6枚切1枚26.6g
 
給食がパンの日は特に糖質不足になりやすいので要注意です
 

 成長スパートがくると
体の中の栄養素は足しても足しても足りないスピードで体は成長していきます。
そのタイミングでそれぞれにあった栄養補給ができるかどうかが
成長スパートを逃さないコツになります。

 
 
またたくさん食べることのできない選手は
たくさん食べること以外の部分が体を大きくする鍵となることも多くあります。
体の状態に合わせて栄養補給行なっていきましょう
 
 
 
【喜多みのりプロフィール】
プロ〜小学生のラグビー、サッカー、野球、、陸上、ゴルフ、バスケ、ボクシング、審美系競技など様々な選手を東京・大阪を中心に全国でアスリートの目標達成を栄養面からサポート。
 
背を高くしたい・身体を大きくしたい・バテにくい身体を作りたい
アスリートのパフォーマンスUPのための考え方やコツを発信しています★ 
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