ラグビーキッズ特派員報告「ラグフェス@岡山」

ラグフェス@岡山 ラグビーフレンドシップフェスティバルが開催される
 
毎年NPO法人ヒーローズではヒーローズカップを開催し、カップの獲得を目指した大会を行っていますが、このフェスティバルは15回を迎えるヒーローズカップを記念し「勝敗を問わずにすべての選手がラグビーを楽しめる交流試合や様々なレクリエーションを通じて、選手・スクール間のフレンドシップ(友情・友愛・交流)を育むことを目的」に行われました。
すでに、4月に山口で行われ、悪天候にもかかわらず、開始時には回復し、盛況のうちに終えることができましたが、今回は岡山県新見市で行われました。新見市は岡山市から車で1時間20分北に進み、あと1キロ進めば鳥取県という県境にあります。この施設は新見市観光協会が運営し、緑あふれる全面天然芝グラウンドはミニのラグビーコートを4面とってもまだ周囲に余裕がありました。ほかにも日帰り温泉や合宿施設を備え、レストランやオートキャンプ場もある素晴らしいものでした。
さて、当日は接近している台風のためか開始前に激しい雨に見舞われるもののフェスティバルが始まる頃には雨もやみ、午後には快晴、夏の暑さを思わせる天候でした。
 参加したのは中国地区の5県が中心ですが、兵庫県や四国からの参加もあり24スクール、選手500名、コーチ180名、保護者300名、スタッフ30名と総勢1000名を超える人たちであふれました。コロナ対策は怠りなく、手の消毒、検温、二週間前からの体調管理の申告を行い、選手以外の方は腕にオレンジのリストバンドをして確認しました。もちろん、全員が不織布のマスクをしました。
その中で楽しく試合は始められました。1スクールで2チーム参加のところもあり高学年23チーム、中学年17チームが試合を行いました。1チームにつき10分を4試合。DJブースから終始軽快な音楽が流れる中、4面作られたグラウンドで午前10時から始まり、昼休憩をはさみ最終の第23試合が終了したのは午後5時。勝敗より楽しさ第一に考えられたため得点もつけず、両チームとも笑顔、笑顔、、、。
試合以外でもイベント広場では様々な楽しいイベントが行われました。「ラグビーボールストラックアウト」では果敢に高得点を狙って投げていました。「ぽよぽよマットにジャンピングトライ」ではうまくいくとマットが滑り、大きな拍手を受けていました。「射的」ではあまりの人気に早々に景品がなくなり、景品なしでも遊ぶ子供たちもいました。「握力ランキング」では上位者に商品が贈られました。「運動センスアップ体操教室」では佐藤先生により三点倒立やブリッジを行って体幹のトレーニングが行われました。昼休みにはグラウンドを使ってスクール対抗リレー大会、子供たちが頑張ったにもかかわらず、コーチで下位に落ちる場面もあり大きな笑いと拍手に大いに盛り上がりました。「おみやげ交換会」では各県の地元の製品を持ち寄りガラポンでおみやげが決められていました。フィンランド生まれの「モックル」は初めての経験でしたが終始人垣ができていました。保護者の方には「パパ・ママ向けかんたんルール講座」が開催され、よくある反則、再開の方法などわかってもらえたかと思います。女子セッションでは女子だけの試合が行われました。高学年が中学年に気を使うようなシーンもあり思いやりを感じました。
イベント広場横ではカンタベリーショップが開催、隣のキッチンカーは常に10人以上が列をなす大繁盛。食事販売ブースもにぎわっていました。
中国地区のヒーローズカップレフリー講習会も山口に引き続き行われ、講義・実技講習を受けた後実際に試合を担当して力量を高めました。この中から新たに15回ヒーローズカップ中国地区大会、中四国大会のレフリーを担当していただく方が出てきます。
そして何より感謝するのは地元の岡山県内のスクールの保護者の皆さんのご協力。準備設営からイベント広場での運営。最後の後片付けまで本当に感謝につきます。また、ボールの提供に加え、プレゼントいただきましたリンドスポーツ様、ありがたいことです。 
このフェスティバル、次回は9月23日~25日に長野県菅平で行われる予定です。楽しみにお待ちください。

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