わかるもの、わからないもの

今はまだわからない。
でも今だからわかるものがきっとある。

第17回大樹生命ヒーローズカップ決勝大会を終え、写真を見返しながらそう感じた。


正直、選手である子どもたちが自身のプレー写真を見ても「へぇ〜」という感じだと思う。それは悪いことでもないし、特別なことでもない。写真の中の君は数週間前の君自身であり、今の姿とあまり変化がないからだ。子どもたちが写真を欲しがるとは思っていない。

だからかっこいい写真はお父さんやお母さんたちに向けて「息子さん、娘さん、頑張ってますよ」と、そんな気持ちで選んでいる。今、写真を手元に残してもらえれば10年後、20年後、30年後にその写真は君にとってとても価値あるものになる。



「お父さんも小さい頃ラグビーしてて…」
「お母さんはタックルが得意でね…」

そんな言葉とともにその時の写真を息子や娘に見せられたなら、どれだけ素敵なことだろう。だから、ついつい多めにセレクトしてしまう。

だから君にとって今の写真に価値はない?
決してそんなことはない。君以外の景色に目を向けてほしい。


君がプレーをしているときにお父さんやお母さんがどんな顔で君を見つめているのか。
君をタックルする相手がどれだけ必死に止めようとしているのか。
君がトライをとったとき、仲間たちがどんな風に喜んでくれているのか。



試合をつくるのは選手だけじゃない。審判員や会場設営をする運営スタッフたちの働きがあってこそ。Photorecoにアップした写真にはあえて、その姿を見えるようにしている。

お父さん、お母さんと。コーチや仲間たちと一緒に写真を見てほしい。
見ればきっとわかる。

頑張ってプレーしたばかりの今の君だからわかるものがきっと見つかる。
一瞬で消えてしまうその景色の中には、一生消えない大切なものがある。





第17回大樹生命ヒーローズカップの決勝、各地方予選大会の写真はこちらの記事より購入可能です。大会出場の思い出に、是非写真をお手に取っていただければ幸いです。

ヒーローズカップ 各予選会の写真販売に関して

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