ラグビーキッズ特派員だより第14回リポビタンヒーローズカップ関東大会③

第14回ヒーローズカップ関東大会1stステージも第3週にはいりIからLの4プール戦が埼玉県熊谷ラグビー場で行われました。当日は晴天成れど時折吹く強い風にテントもとばされそうになる一日でした。
 これまでのように各プールの1位2位が2ndステージに進出できる挑戦権を得ます。
まず、Iプールは力強い突進を見せた常総が1位に。2位には常総に前半同点ながら後半の反撃及ばず、僅差で敗れた宇都宮が入りました。宇都宮はPKからの素早い攻撃でゲインをしていたのが印象的でした。
Jプールは京葉が1位に。相手チームが攻め込まれて苦し紛れにキックをするとカウンターアタックで一気にトライを奪うケースが多くみられました。2位に入った水戸市はパスワークが素晴らしく見事な展開力で2位を得ました。
Kプールは実力伯仲の混戦となりました。終始よく走った伊勢崎がリズムのいい攻撃で1位を得ましたが深谷も常に相手に圧力をかけ続けるディフェンスはよく練習されていると感じられました。敗れはしましたが東毛がオープンに大きくまわすパスは美しさを感じました。
Lプールも混戦でした。零封される試合がなく点の取り合いの様相を示しましたが、2勝同士の渋川との対決を制した黒いジャージの深谷トリニタスが1位に。2位には岡部、春日部の攻撃を凌いだ渋川が入りました。
 プール戦後の抽選では常総には渋川、京葉には深谷、伊勢崎には宇都宮、トリニタスには水戸市が対戦することとなりました。
常総対渋川は常総が集散の速さで渋川を圧倒しました。攻守のバランスもよく2ndステージに進出しました。渋川は最後までリズムに乗れず2トライを返すのみでした。
京葉対深谷は京葉が持つ力を存分に発揮して11トライの快勝。接点の強さが目立ち、パワーもあり、モールで再三相手ボールを奪うなど存分にグラウンドをかけました。深谷は懸命のタックルも想定外のスピードに振り切られてしまい残念な結果となりました。
伊勢崎対宇都宮は好ゲームでした。全員でよくつないだ伊勢崎が接戦を制し2ndステージに進出。伊勢崎の攻撃は外につないで密集を作ると逆に展開してまた、大外まで持って行って密集を作る。その間に相手ディフェンスに穴ができると突進しトライを奪うという戦法を徹底していました。宇都宮はターンオーバーから先制のトライをあげ、タッチライン際の快走で同点に追いつき一時は逆転するなど健闘しましたが最後はゴールを割られ惜敗。
トリニタス対水戸市は小柄ながら集散の速さで上回った水戸市が5トライをあげる快勝。水戸市はブレイクダウンで先手を取って相手の反則を誘い、自分たちの試合運びをしていました。攻撃でも効果的なカットインを見せるなど、変化を持たせていました。トリニタスはプール戦で見られた展開を封じ込まれ思うような試合ができませんでした。
常総、京葉、伊勢崎、水戸市の4チームが関東大会2ndステージに臨みます。


 常総 対 渋川             京葉 対 深谷
                    
 伊勢崎 対 宇都宮                 水戸市 対 深谷トリニタス

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