ラグビーキッズ特派員だより

第14回ヒーローズカップ関東大会1stステージは心配された雨も未明に上がり、微風が心地よい相模原ギオンフィールドで行われました。1stステージは4週にわたって行われ、今週は関東大会参加57チームを15プールに分かれたなかのFからHの3プール戦。1プール4チームで行うプール戦で1位と2位に関東大会2ndステージ進出のチャンスが与えられ、抽選して組み合わせを決め、試合を行い進出する3つの椅子が決定します。
Fプールでは鎌倉が安定した試合運びを見せていずれの試合も30得点を挙げて得失点差も80点。1位を得ました。2位は麻生との激戦を制した茅ヶ崎が挑戦権を得ました。麻生は惜しくも敗退しましたがオレンジのユニフォームはよく展開し全員ラグビーをしていました。
Gプールは相模原、グリーンの両チームを僅差で退けたR&Bが1位に。素早く展開し、よくフォローし堅実なディフェンスをしていました。相模原対グリーンは同点となり得失点差でグリーンが2位を得ました。
Hプールは藤沢対横浜が好試合を繰り広げました。藤沢が前半にスクラムからのサイド攻撃で2トライを先取。追いかける横浜はオフロードパスをうまく使い反撃。前半終了間際左へのロングパスで同点。後半に入ると横浜が3トライをあげ勝利しました。横浜は都留・甲府に引き分けるなど危ないところもありましたが、1位で通過しました。2位は藤沢。
各プール1位と当たる抽選の結果は鎌倉にはグリーン、R&Bには藤沢、横浜には茅ヶ崎が臨むことになりました。
鎌倉はディフェンスの意識が高く早くディフェンスラインを引いて穴を作りません。グリーンも果敢に攻めるのですが崩すことはできませんでした。結果7トライをあげた鎌倉が関東大会2ndステージへの出場権を得ました。R&B対藤沢は接戦が予想されました。R&Bがラックサイドのボールに素早く反応して先制のトライを奪いますが、藤沢は接点での強さを発揮。3連続トライを奪うなど逆転。R&Bの展開を封じ込みました。藤沢はタックルを受けてもそこから一歩二歩前に出ることで次のプレーを勢いづけていました。横浜対茅ヶ崎は横浜が攻守に圧倒。12トライ60点の猛攻で圧勝しました。茅ヶ崎は予選プールで見られた展開が横浜ディフェンスの圧力のため思うようにできませんでした。
2ndステージに進出を決めた鎌倉、藤沢、横浜の3チームはいずれも傑出した選手はいませんが、攻守のバランスが良く、特にディフェンスが整備され安定感のある試合運びが印象に残りました。12月26日の関東大会2ndステージでも頑張って決勝大会に臨んでほしいと思います。

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