スパイクアドバイザー0014の「ラグビースパイクのはき方」

今回はラグビーシューズの正しい履き方を解説していこうと思います。
 ラグビーシューズの選び方、サイズの選び方については下記記事をご参照ください。

https://rkids.jp/article/58409
 

シューズの選び方

Rkids<ラグビーキッズ>

また、親御様が出来ているかどうか、なるべく見てあげてください。
 

【まずは脱ぐ所から】
 

履き方のお話ですが、既にスパイクを脱ぐ所から履く事は始まっています。
 やって頂きたいのは、
 

①靴紐をしっかり下まで緩める事
 ※紐、紐を通す穴が切れない&次履く時に足を入れやすい
 ②中敷きをとっておく事
 ※しっかり乾燥させ菌を繁殖させない&砂等を取り除いておきやすい
 ③日陰の風通しのいい場所で乾燥させる事

 
※中敷きと大体同じ理由
 
④余裕があるならお手入れも
 
※出来たらマスト。でも難しい場合も。


 この四つになります。



特に正しい履き方をするためには靴紐をしっかりと緩めた状態から履いていきたいので、脱ぐときに靴紐を緩める今回の話で言うとマストになってきます。
 

【次は座ろう】

 

慌てて履かずに、まずは腰かけて時間をしっかりとって履きましょう。
 慣れてくれば大体1~2分位で両足履けるようになると思いますが、立ったままでは上手く履けないのでまず座ります。
椅子等に座れるとベストで、お子様の場合は座った際に膝の角度が大体90°位になる椅子を用意してあげてください。
 ※高すぎても、低すぎても履きにくいので、親御様が気をつけてあげるポイントになります。


 
 【靴下を確認する】


 座ったところでようやくスパイクを…と言いたいですが、靴下(ソックス)が合っているかを確認します。
 サイズ的な面、素材的な面で足にしっかりとフィットしていないと、いくら足に合う靴を使っていても、靴を丁寧に履いたとしても、靴下が合っていないと上手くフィットさせることが難しくなります。
 

子供用のソックス、お子様が履くソックスで多いのが、大きすぎるという事。
 かかとがだぼだぼに余るようなサイズを選ばないようにしましょう。
 ソックスのサイズは基本的にラグビーシューズとは違い、足の実寸で選んで頂ければと思

います。
 ※サイズ展開で悩まれる際は、大きい方を選んであげましょう。指先が縮こまるほど小さい靴下の方が良くないです。


 

このようにかかとがしっかり収まり、指先も余りなく、圧迫感のない、フィットした靴下を選んで履かせましょう。

 【ようやくスパイクに足を通す】


 


そしてスパイクに足を通していきます。
 片足づつではなく、まずは両足先に足を通してしまいましょう。

 両足履けば、外での着用の場合、結ぶ側と逆の足で支えることが可能になります。

結ぶ足の精度を高める為にも、両足先に履いた方がやりやすいと思います。
 

余談ですが、ここまでやってもかかとを踏んづけて履いてしまう子には、靴べらを渡すのをおすすめします。
靴べらを使えば、大事なかかとが潰れる事も少なくなるでしょう。


【かかとを合わせる】

 

次にかかとを合わせます。
 かかとを合わせることで走りやすくなり、足のトラブルも少なくなりやすいです。
 


必ず地面につけるように、足のかかとと靴のかかとを合わせます。
 そして、次は靴紐を締め上げていきますが、このかかとをつけたままの状態で締めあげて

いきます。
 

つま先はその人次第な部分も多少あるのですが、短時間動くスパイクのような場合は上げたままで結んだ方が良い事が多いです。
 より足にフィットさせるためにも、かかとは固定して、足はかかと以外浮かせた状態で結んでいきます。
 

【マジックテープ、紐を締める】

 


かかとを合わせたまま、紐やマジックテープを締めていきます。
紐であればサイドから、引き揚げるように締めていきます。
マジックテープの場合も同様に固定します。



靴紐であれば、紐の穴を全てしっかりと使い切りましょう。
また、紐の引っ張り方は手前に引いてから、その後横から包むように持っていくと、紐の穴や靴紐が切れにくいです。
 


そして紐靴の場合、小さい子だとほどけてしまう事があります。
 なるべく紐の面と面を合わせて結んでいくと、ほどけにくいです。
 


ちなみに、ほどけにくい靴紐があったり、ほどけにくいイアンノットという結び方もあるので、ほどけやすい方は色々試してみて下さい。
 


スパイクの履き方の基本については以上となります。
 とりあえず
 ①使ったら靴紐を緩める
 ②履く時はかかとを合わせる
 ③紐はしっかり締める


 だけでもまずは習慣化できると、靴による怪我やパフォーマンスの低下を防げるかと思います。


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