Bula!Vinaka鈴木のAwesomeRugby④

Bula Vinaka 鈴木の「Awesome Rugby in Fiji


こんにちは。Vinaka 鈴木と申します。

早いもので、第4回目の掲載となります。今回もフィジーの暮らしにまつわることをお伝えします。

 

今回は買物、動物についてお話しします。

 

買物はどんな感じ?

 

フィジーでは、日本とほぼ同等に買物ができます。食べ物については第2回でお話しした通り、日本独自のもの以外はそこそこに手に入ります。見つからない若しくはあったとしても割高なのは、ダシになるもの(例えば鰹節、昆布、いりこ、またはだしの素的なもの)や醤油、味噌などです。そのほかのものは日本よりもほぼ安価に手に入ります。ただし卵は少し高価で品質にばらつきがあるのと、サルモネラ菌が怖いので生食はやめておいた方が良いです。

洋服はかなり安価に売っています。フィジーでは学校の制服や公式の服装としてBulaシャツというものがあります。ハワイで言うアロハシャツ、沖縄のかりゆしのようなシャツです。概ね男性用は首下までボタンのあるレギュラーカラー、女性用はオープンカラーいわゆる開襟シャツです。カラフルな幾何学模様やトロピカルな柄が一般的です。これらのシャツが日本円にして千円前後で売られています。結構しっかりした生地で暑そうかと思うと、そうでもなく快適です。Tシャツなどは路面店でもっと安く売られているものもあります。衣服で特徴的なのは、男性用の公式な服装のボトムスは「スルー」という巻きスカートのようなものだと言うことです。膝よりも少し長い丈で、腰に巻くひもと金具がついています。こちらも結構風通しがよく、現地の気候にあった快適なものです。慣れないと違和感があるかと思いますが、日本人の浴衣を思えば腰に巻いているだけなのは同じ感じかなと思います。こちらも生地がしっかりしたものでも二千円前後で売られています。学生の制服もスルーであることが多いですね。

携帯電話と言うよりもスマートフォンはとても普及していて、ほとんどの人が所有しています。通信料金も日本と比べて安価です。一般的にはプリペイド式で期間を決めて通信量を購入して更新していくような方法で使っていきます。携帯会社は複数ありますが、VodafoneDigicelがよく使われています。場所によって通信環境は異なりますが、Digicelの方がお手頃で、30GB30日で600円くらいで使えます。

外食事情はフライドチキンのチェーン店であるチキン・エクスプレスが色々なところにあります。またピザも美味しいお店がよくあります。それよりも多くあるのがカレーショップです。多くのカレーショップは300円くらいでランチが食べられます。カレーは少し辛いくらいでとても美味しいものが多いです。カレーショップでは、フィッシュアンドチップスを扱っているところも多くあります。どれも美味しく食べることができます。日本食レストランもいくつかありますが、日本国内で供されるレベルには届かないものが多いようです。なかなか材料が手に入らないことから、ご苦労されているのではないかと思います。

 

身近にいる動物はどんな感じ?

 

フィジーでの暮らしには色々な動物が関わってきます。まずとてもよく目にするのが犬です。飼い犬もいるのですが、野良犬もかなり多くいます。基本的にどちらも放し飼い状態です。バスなどが通る大きめな道路を普通に歩いていると、どこからか犬が現れて一緒に歩いていたりします。あまりびっくりして急な行動をとってしまうと犬もびっくりして一触即発な雰囲気になってしまうこともあるようです。フィジーでは狂犬病はないと言われているので、それほど神経質に恐れる必要はありません。でも噛まれたり吠えられたりするのは避けたいものです。犬が現れるものと覚悟して、堂々と歩いていれば大抵は大丈夫です。ただしほかの危険と同様に暗くなってから人通りの少ないところを歩く時には、十分注意することに越したことはありません。

次に関わってくる動物は虫です。特に注意が必要なのが蚊です。蚊はさまざまな感染病を媒介しているので、蚊によって何らかの病気になることを防ぐためには細心の注意が必要です。完全に避けることはできないかもしれませんが、リスクを少なくするためには予防を意識しましょう。日本での防虫スプレーでもダメではありませんが、現地での防虫薬を使った方がより効果的です。決して高価なものではないので、現地に行った時には早めに入手するのがおすすめです。同じく虫ではベットバグと言われるトコジラミも注意が必要です。宿泊場所のベットに住み着いていることがあるので、起床時にどこか刺されているところがないか注意しましょう。ベットバグは自分自身が持ち込んでしまうこともあります。例えば、街中で見知らぬ子供と仲良くなって、抱きかかえたりしてうつされてしまうこともあるので、そのような時にはしっかりシャワーで流してからベッドに入るようにしましょう。衣服もすぐに洗濯したほうが良いです。そうそう、シャワーは大抵が常温です。温水にしているのは屋根の上で太陽熱で温めたお湯を使うシステムを導入しているところです。滞在先に温水シャワーがあるかどうかは、あらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

これ以外にも目にするのは鳥です。鳩より小さく、スズメよりも大きい「マイナバード」と言う鳥を街中や田園地帯の色々なところで目にします。日本のようにカラスを多く見るということはありません。

また、道端に大きな牛が放牧されています。特に柵があるわけではなく、一応縄に繋がれた牛を身近に感じることができます。牛に襲われたと言うことは聞いたことがありませんが、無闇に近づかない方が良いかとは思います。また、一般家庭の庭で鶏を飼っている家も少なくありません。朝、鶏のコケコッコーで起こされることもあることもあります。そのほか虫類は日本のものと比べて小さめな感じがします。アリ、ハエ、ゴキブリなどですね。東南アジアでは日本よりも巨大なものをよく目にしましたがフィジーではそうでもありません。ただし、蛙は大きめな個体が雨上がりにはよく目にします。

いずれも注意しておけば特に危険な目に遭うものはありませんので、生物の多様性を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

今回はここまでです。それぞれのテーマでそれなりのボリュームがありましたので、二つに絞りました。次回は学校の制度、医療体制などについてお話しする予定です。


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Bulaはフィジー語で「こんにちは」とか「やあ」という意味

Vinakaは「ありがとう」という意味です。)


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