「Bula! Vinaka 鈴木の Awesome Rugby in Fiji」

フィジーでラグビーを楽しもう

 

こんにちは。Vinaka 鈴木と申します。

コロナ禍の今、フィジーへのラグビー留学のサポートサービスを始めました。

 

記事を掲載させていただくにあたり、まずはなぜラグビー留学、それもフィジーを選択したかについて、お話しさせていただきます。

 

私は静岡県に住みながら、4年前から神奈川県のラグビースクールで小中学生に向けてのコーチをしております。その前は5年間ほど地元のラグビースクールで、いわゆるお父さんコーチをしていましたが、縁があって神奈川県のスクールに親子ともども移籍しました。息子が小学校6年生になる年でした。

 

神奈川県のスクールでは、対外的な活動も盛んであり、ちょうど2019ラグビーW杯を迎える中で、海外チームとの交流なども行われていました。小学校6年生の頃はニュージーランドやオーストラリアの同学年のチームとの練習試合を経験したり、中学校 1年ではU-13のオーストラリアのチームとの交流戦がありました。この時子供たちはこれまでになかった、海外の同年代の選手との試合を経験することができました。言葉の違いはさておき、体格、スピード、パワーなど様々な違いに当初は目を丸くしていたことを覚えています。

U-13カテゴリなのに、身長180cmオーバーで口髭を生やした屈強なランナーや、体重100kg超のファットマンなど、これまでに経験したことのない相手に、試合前には身じろぎしていたようです。でも、実際に試合を行ってみたところ、これまでの自分たちのプレーが思ったよりも通用したのです。相手は大きかったり、重かったり、速かったりしても同じカテゴリの同じ人間だということに気づいていきました。

試合が終わった後には、「KING(名前です)を止められた!」とか「デカくてもタックル入れた」などポジティブな声を目を輝かせて発していたのです。

この経験はとてつもなく良いものでした。ほんの数試合の経験ですが、このような海外チームとの対戦は、チームの皆んなを格段に成長させることができました。

 

この経験から、日本の多くの子供たちに海外でのラグビーを経験させてあげられないかと本気で考えるようになりました。

少し調べてみると、これまでにも日本の子供たちがラグビー留学をしていることがわかります。その多くはニュージーランドなどの強豪国であり、その育成システムもしっかりしています。しかし費用についてはその価値に見合ったものであり、決してお手軽に留学できるというわけではありませんでした。

 

「やはりラグビーを海外で経験するのはハードルが高いのかなあ」と思いながらもTier 1以外の国はどうなのかと調べてみると、フィジーが目に止まりました。フィジーといえばリオオリンピックでラグビー世界一になった国です。また、フィジーはフィリピンと並んで英語取得のための留学先として比較的お手頃に留学ができる国であるということがわかりました。オリンピックのラグビーといえばセブンズです。ちょうどこの頃、私たちのラグビースクールではジュニアのラグビーは12人だけど、成長途上の中学生が目指すスタイルはセブンズにあるのではないかと模索していたところでした。中学生や高校生が目指し体験すべきラグビーはフィジーにあるのではないか。そう考え始めたのです。

 

セブンズチャンピオンで、英語留学の実績もある国、なおかつラグビーが生活に密着している国。ここで子供たちにラグビーを楽しむことができる環境をお手軽に提供するお手伝いができないか?と考えたのです。レベルの高い育成システムの中で、高いレベルでの成長を求めるのであれば、ニュージーランドなどが適していると思います。でもそれ以前にもっとラグビーを楽しみたい。世界を視野に入れて楽しいラグビーを体験したい。そういった子供たちが少しでもいれば、そこに力を注ぎたいと考えたのです。

 

202012月コロナ禍の真っ只中、まずは現地に行ってフィジーという国がどのような国かこの目で見て、耳で聞いて空気を感じてこようと一念発起し2ヶ月ほど渡航してきました。そこでは、間違いなく子供たちに良いラグビー体験をさせてあげることができると確信してきました。

 

コロナ禍の中、なかなか思うようにこれまで普通にできた体験が制限されてしまっている現在です。普通にできたことができないのならば、これまで普通でなかったことができるようにしていけばいいのではないか。

いろんな可能性を伸ばすための一つの道筋として、フィジーラグビー留学の道を開拓しています。皆さんの可能性の一つを探っていくお手伝いを、是非ともさせてください。

 

次回以降、フィジーという国について私の体験したことをもとに、ご紹介していきたいと思っております。

 

Bula  Vinaka 

 

Bulaはフィジー語で「こんにちは」とか「やあ」という意味

Vinakaは「ありがとう」という意味です。)



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