【インタビュー】第21回▼花園ラグビースクール(大阪府)

第21回▶モットーは「あいさつが出来る」、「仲間を大切にする」、「感謝する」

ラグネット第21回目は、東大阪市の「花園ラグビースクール」をご紹介します。1989年、現在の英田中学のOBが集まり、花園ラグビー場に一番近いラグビースクールとして発足しました。2019年にはラグビーワールドカップのために改装されたメイングラウンドで30周年記念試合を開催しています。NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの湯本睦選手など、トップ選手を多数輩出していますが、どんなチームなのか、高島務校長(62歳)にお話を伺いました。


*村上晃一の「ラグネット」インタビュー

高校時代の授業でラグビーに出会い、

大学の同好会で生涯楽しむことに


村上 高島さんがラグビーに出会ったのは、いつなのですか。

高島 僕は天理高校、天理大学出身なのですが、高校の授業でラグビーに出会いました。その授業はめちゃくちゃ面白くて、ラグビー部の友達に「お前、ラグビー上手いな」と言ってもらったのがすごく嬉しかったです。大学では、外国語学部にあったラグビーの同好会に入りました。設立の趣旨が「卒業してからも、ラグビーを楽しめるクラブチーム」ということだったんです。榎本先生と櫛引先生が始めたクラブだったので「えのくし」と呼ばれていました。

村上 櫛引英吉先生というのは、元は天理大学ラグビー部の監督を務め、やまのべラグビー教室の指導者だった方ですよね。

高島 そうです。櫛引先生は私にとってラグビーの楽しさを教えていただいた師匠です。地域に根差したクラブチームの在り方、社会人になってもラグビーを楽しむ考え方も教えていただきました。大学生の頃は、よく理解できなかったのですが、卒業後、ずっとラグビーを楽しめているのは先生の教えのおかげだと思っています。

村上 卒業してからもクラブチームでプレーされたのですか。

高島 就職して4年は東京にいたので、三鷹のクラブチームでプレーし、帰ってきて、天理大の同好会クラブ「レインボークラブ」に参加しました。

村上 花園ラグビースクールに関わることになったのは、いつからですか。

高島 レインボークラブで3度大きな怪我をして、プレーすることから離れることにしたんです。ただ、大学時代にレフリーの試験を受けたことがあったので、一念発起してレフリーの資格を取ることにしました。C級からB級に上がったとき、自分のトレーニングもかねて、幼稚園の息子をラグビースクールに入れることにしたんです。指導員をしましたが、どちらかというと高学年の子どもたちに混ざって一緒に走っていましたね。あとは、コーチの皆さんにルールの解釈などを伝えるのが僕の役目になっていきました。

村上 今もレフリーは続けているのですか。

高島 4年前に全国高校大会でタッチジャッジをして以降は、公式戦ではやっていないですね。

村上 花園ラグビースクールを選んだのは、なぜですか。

高島 僕は生野区に住んでいたのですが、当時、生野にはラグビースクールがなく、東大阪市にはラグビースクールが3つあると聞きました。レフリー仲間から勧められた花園の問い合わせ先に電話をしてみたら、その方が天理高校のOBで入ることになったんです。

村上 どんな雰囲気のチームだと感じましたか。

高島 まだ、始まって10年のチームだったので、やるべきことがたくさんあるなと思いました。レフリーの目線からの安全面などですね。最初にお手伝いしたのが、熱中症対策でした。

村上 チームのモットーは、高島さんが校長になってから作られたようですね。

高島 それ以前もあったし、礼儀もきちんとされていたのですが、12年前に校長を引き継いだときに、自分の言葉で伝えたいと思ったものですから。「あいさつが出来る」、「仲間を大切にする」、「感謝する」を掲げました。この3つは常に言っています。


いつか卒業生が戻ってきて子どもたちに教える。

そんな花園ファミリーを作っていきたい


村上 卒業してから、リーダーになる選手が多いようですね。

高島 卒業してから有名になって、各チームでキャプテンになる選手が多いですね。それがスクールの自慢でもあります。なぜそうなったのかはよく分からないんです。リーダーを育てるための指導をしているわけではありません。

村上 しかし、モットーの3つのことを、しっかりすれば、自然にリーダーになるのかもしれませんね。

高島 キャプテンをして、みんなをまとめようとする子が多いのは、うちのスクールの自慢ですね。

村上 トップレフリーになっている卒業生もいらっしゃいますね。

高島 日本ラグビー協会のA1レフリーの山本篤志がいます。彼はその後、天理大学に進みましたが、彼の卒部式のレフリーをしました。そのとき、「レフリーをしてみないか

と言ったら、「ぜったい嫌です」と言っていた子なんです(笑)。それが今では真剣にレフリーに取り組み、海外でも頑張ろうというようなレフリーになって、トップリーグの笛も吹いている。本当に頑張ってもらいたいです。

村上 ラグビー以外の年間の行事では、春に焼肉大会、冬は耐寒運動会があるようですね。

高島 焼肉大会は、以前は夏前にやっていたのですが、ここ数年はゴールデンウィーク前後に開催しています。新年度が始まってから、できるだけ早くチームで親交を深めようということで。練習がある日に、近くの広場を借りてやっています。耐寒運動会は12月の最後の日曜日にやっています。保護者も一緒に楽しめるように、かけっこをしたり、借り物競争をしたり。最後はクリスマスプレゼントということで、生徒にお菓子を配る。そんなイベントです。この他、9月に夏合宿をしていますが、合宿とはいえ、楽しむほうがメインですから子どもたちは楽しみにしていますね。

村上 現在、生徒数が約70名ということですが、どんな募集をしているのですか。

高島 チラシ配りもしていますが、口コミが一番かもしれないですね。年に何回か体験会もしています。ラグビーワールドカップ以降は、よく来て下さるようになりましたね。今年の開講式は4月の第二日曜日に開催したのですが、11名が体験に来てくれました。これは今までなかったことです。

村上 ラグビーは、子どもたちにどんな影響を与えていますか。

高島 仲間を大切にするし、信頼関係が生れますね。僕自身も経験したことですが、トライを取ってくれる選手よりも、最後にタックルしてくれる子の方が安心して仲間にできる、というところがありますよね。自分の身を挺してチームや仲間を守ってくれる。そんな仲間ができればいいなと思いますね。ラグビーで生活していくのは難しいと思いますが、違う仕事をしても、人生の糧になるスポーツだと思います。

村上 今後の目標を聞かせてください。

高島 子どもたちには、社会に役立つ人になってもらいたいです。それが一番の目的ですが、後で思い出したときに、花園ラグビースクール時代にこんなコーチに教えてもらって、仲間とこんなことしたなと、思い出して、このスクールに入って良かったなと思ってもらえるラグビースクールにしたいです。僕は野球少年だったのですが、リトルリーグで一年しか続けられなくて、辞めてしまったことを後悔しています。大人になっても、スクールのときのラグビーが楽しかったなとそんなことを残せたらいいなと思っています。そして、卒業生たちが、いつかこのスクールに戻ってきて自分の子どもたちにラグビーを教える。そういうサイクルができることが、うちのスクールの宝になると思っています。大きな意味でいう花園ファミリーを作りたいですね。



ラグビーキッズ

ラグビーネットワークインフォメーション(ラグネット)

アンケート


1、ラグビースクールの名前

 花園ラグビースクール

2、シンボル・ユニフォーム・エンブレム等 

3、 代表者名

 高島 務

4、住所・連絡先・担当者等入校希望者や問合せ先

 事務局    後藤雄二    jimu@hanazono-rs.com     090-8889-8757

5、活動場所・練習場所

 大阪府立たまがわ支援高等学校・東大阪市立英田南小学校    

 土のグランド(校庭です)                    

6、活動時間、スケジュール、年間スケジュール等

 日曜御前9時~12時 or 午後1時~4時  月1回休みあり

 5月    ライオンズカップ

 11月    大阪府大会

 6月    関西ジャンボリー(6年)

 11月    大阪南地区大会

 9月    合宿

 12月    東淀川交流会

 10月    大阪府体育会長杯等

 12月1月 5年生大会

 10月    ドコモカップ(6年)

 2月    ガチンコカップ

 10月    ラグマガカップ(6年)

 3月    東大阪市協会カーニバル

 3月    卒業試合(6年)    

7、入会費・会費・用具費用等、活動に必要なもの

 年会費:¥12.000 幼児無料(保険のみ¥1000) 保護者会費:¥5.000(1家族)                    

    (ジャージ\6000 パンツ\1800 ヘッドキャップ\3000 ストッキング\800 Tシャツ\1100 タグ\800)    

8、生徒人数・女子選手の構成比等・外国人対応等

 生徒約70名 (女子5~10%)

9、コーチ人数、指名、経歴等

 コーチ約30名        有名コーチは在籍してません    

10、モットー・大事にしている事・理念

 私が校長になってからは『あいさつが出来る』・『仲間を大切にする』

 『感謝する』この3つを大切に! プレースタイルは『立ってラグビー』をモットーにしてきました。                    

 特徴とは言えませんが、卒業してからキャプテンを任される選手が多い事。    

11、歴史・活動実績

 1989年枚岡3中(現英田中学)OBが集まって花園ラグビー場に一番近い                    

    スクールとして設立。ワールドカップの年に30周年記念試合を花園ラグビー場にて開催

12、OB・輩出トップリーガー

 NTTドコモ 西川和真(OB渡辺義己、泉 敬)

 近鉄ライナーズ 豊田 大樹 尾上 俊光

 NTTコミニケーションズ 湯本 睦

 ホンダ OB 圓生正義 豊田織機 山本 悠大

 日本協会A1レフリー 山本 篤志                    

13、指導方針・教育方針

 とにかくラグビーを楽しんで長く続けてもらいたい。            

14、合宿・場所・期間・参加年齢等

 奈良県 御杖村 三季館   9月2週目頃 1泊2日  3年生以下は保護者同伴    

15、校歌等

 現在作製依頼中

16、ラグビー以外の行事

 春=焼肉大会、冬=耐寒運動会

17、他の習い事との掛け持ちが可能か・何人いるか

 可能です。

18、保護者の活動への参加・サポート

 保護者のコーチ登録を積極的に行ってます。

19、生徒にどんな大人になって欲しいか(教育観)

 卒業生が社会人になってスクールの指導員として戻ってきてもらいたい。

 仲間を大切に!何に対しても感謝出来る大人になってもらいたい。

20、プレースタイル

 トライを取るプレーヤーよりもタックルの出来るプレーヤーに!        

21、交流する他のラグビースクール

 布施さん、東大阪近大さん、東淀川さん、岬(合同)さん、大工大さん、とりみさん、生野さん、東大阪市ラグビー協会、近鉄ライナーズ                    

22、自由欄(付け加える事があれば)

 スクール卒業生が少しずつですがスクールのコーチとして戻ってきてくれてます。現在トップリーグ等で活躍してるOBの選手達がスクールに戻ってきて花園ファミリーを作ってくれたらと

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