関西勢に挑戦する北海道、関東代表

来年1月30日、31日に横浜市ニッサンスタジアムで開催される、第13回リポビタンヒーローズカップ決勝大会に出場するチームが、地方大会を勝ち抜いて決まりつつあります。第12回大会の決勝戦は大阪府の八尾ラグビースクールと、兵庫県の芦屋ラグビースクールの対戦となり、この決勝戦まで練習試合、公式戦で敗け知らずで来た芦屋ラグビースクールに八尾ラグビースクールが勝利、劇的な優勝となりました。今回も関西勢の強さは目を引くものがありますが、大型選手を擁するチームが今回多く見受けられ、どこが優勝するか、戦力分析をしてみました。初出場の北海道代表の手ラグビースクールは、練習場所が山の手高校と言う日本代表キャプテン、リーチマイケル選手が卒業した高校のグランドで行っています。全国で一番最初に決めたチームで、雪のハンデはありますが決勝対策には一番時間をかける事ができます。攻守にバランスが取れており、組織ディフェンスでしっかりと守りながら展開ラグビーでトライを重ね、北海道大会で頂点に登り詰めた実力を決勝大会でも発揮して欲しいものです。東北代は、これまた初の決勝大会進出チームになります。新型コロナウイルス感染禍での開催で出場も危ぶまれましたが、蓋を開ければ代表として決勝進出を決めました。秋田県の船川くじらっこラグビースクールは大型選手の2枚看板を中心に破壊力が魅力的で、少ない人数ながら、どの選手もディフェンス力があり穴が少ない。仙台RS、釜石SWJを退け、5年連続の秋田県勢からの決勝進出です。大型選手の多い今大会でどこまで通用するか楽しみなチームです。関東大会から決勝大会に出場する5チームの内4チームが決まっています。東京都の練馬ラグビースクールは、強豪が集まった関東夢の島会場で見事勝ち抜いたチーム、隙のないディフェンスと縦に強いアタックで決勝は完封試合でした。3年振りの決勝大会出場を勝ち取り、台風の目になるか楽しみです。神奈川県からは初の決勝大会進出の横須賀市ラグビースクールが2番目の関東代表を決めました。試合会場となった相模原ギオンフィールドでは、神奈川県勢が中心となり決勝大会への切符を争いました。準決勝戦でラストワンプレーで勝ち上がり、勢いに乗る藤沢ラグビースクールとの決勝となったが、終始落ち着いたプレーで完封する実力を持っています。チーム全体で意思統一ができた、バランスの取れた良いチーム、決勝でも落ち着いたプレーを見せて欲しい。神奈川県からは2回目の決勝大会進出となる、グリーンクラブラグビースクール関東代表3枠目を決めました。接戦を重なて勝利を掴み続け、勝ちどころを知っているだけでなく、個々の力だけではなくチーム力でゲームを作れるチーム。選手層も厚く、どの選手が出てきても気持ちの入ったプレーをしていた、決勝大会の横浜の地元チームとしてもモチベーションも高く、関西勢に立ち向かいます。4番目の関東代表は埼玉県から、決勝大会進出となったのは熊谷ラグビースクールで、地元の熊谷ラグビー場で北関東勢の挑戦を退け初の全国切符を手に入れました。ディフェンスは隙が無く、スピードのある選手が多く得点力が高い。決勝大会での躍進が期待されます。27日関東代表最後のチームが決まります。鎌倉ラグビースクール(神奈川県)ケヤキッズ大宮ラグビーフットボールクラブ(埼玉県)川越ラグビースクール(埼玉県R&Bラグビークラブ(東京都)武蔵野ラグビースクール(東京都)AgeOラグビースクール(埼玉県)さやまラグビースクール(埼玉県)川崎市ラグビースクール(神奈川県)西東京ラグビースクール(東京都)横浜ラグビースクール(神奈川県)小金井ラグビースクール(東京都)三鷹ラグビーフットボールクラブSUNHAWKS(東京都)の12チームから、1チームが決勝大会への進出を決めます。27日は新型コロナウイルス感染禍における開催のため、無観客試合が決定しています。ラグビーキッズよ大志を抱け、ラグビーキッズがより良い世界を作る。

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