車いすラグビー・ 三阪洋行氏からのメッセージ

車椅子ラグビーでパラリンピックに2度出場、現在は車椅子ラグビーの日本代表のコーチをされている三阪洋行氏から新型コロナウィルス感染拡大に影響される「ラグビーキッズ」にコメントが届きました。三阪さんは事故に遭われるまで15人制のラグビー選手でした。ラグビーが出来なくなった時の辛さは、今「ラグビーキッズ」が体験している辛さとは比べられないほどのものだったと思います。コメントにもありますが、下を向く時、向きたい時もあったことと思いますが、三阪さんは車椅子ラグビーの選手として復活され、日本代表にまでなり、今はコーチとして日本代表チームをパラリンピックで優勝させる事を目指して、前を向いて進んでいらっしゃいます。そんな三阪さんの力強い励ましのメッセージを日本中の「ラグビーキッズ」に知ってもらえたらと思います。
『みなさんこんにちは車いすラグビー元日本代表の三阪洋行です。新型コロナウイルスの影響で今世界はこれまでの生活をガラッと変えてしまいましたスポーツの世界も様々な大会やイベントが中止になりました。車いすラグビーもラグビーと同様にこの数ヶ月間は思うような活動ができていません。楽しみにしてた時間、一生懸命やってきた成果を発揮する場所もたくさん無くなりました。辛く悲しい思いが溢れていると思います。でも、この我慢する時間がみなさんに与えたものは悲しいものだけではないと思います。改めて自分の夢を叶える気持ちが強かったか、大切な人や大切なものに気づかされたり、こんな時期だからこそ、見つけた夢や目標、もっと良い、新しい未来を作るとても大事な時間だったはずです。比べるほどではないですが、僕も事故で体が不自由になったとき、何もできなくなったと、ずっと下を向いてました。でも、変えられない今を受け入れて、未来を変えようと思えた時とても素晴らしい未来が待ってました。僕はラグビー、車いすラグビーから学びました。正直この状況は誰かがどうにかできるものではないかもしれません。でも、希望の光は必ず見えているはずです。医療従事者の方を先頭に立って、今たくさんの人たちが戦ってくれています。そんな皆さんを支援するラグビーエイドの活動をこれからも支援して行きたいと思います。

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