300人のコーチが集結

毎年恒例の夏季指導者研修会(主催:海老名市ラグビーフットボール協会、共催:神奈川県ラグビーフットボール協会)が、神奈川県の海老名運動公園にて開催されました。
この研修会は、県内のスクールのコーチが一堂に会し、交流と学びの場を提供するものです。

今年は300名を超えるコーチが参加し、9時から15時半まで多彩なプログラムが実施されました。
午前中のプログラムでは、香川県からお招きした大原先生が「選手のモチベーションと自己成長を促すコーチング」というテーマで講義を行いました。
前半はペップトーク、後半はプレイヤーズセンタードに基づくコーチングを活用したアプローチをご紹介いただき、
選手のモチベーションを高めるための多様な手法について、実践に役立つ貴重な知識を得ることができました。
講義は非常に分かりやすく、これまでの叱責中心のコーチングを経験してきた多くの昭和世代のコーチにとって、新鮮な内容だったのではないでしょうか。

午後には、ラグビーワールドカップ日本代表チームのドクターも務めた高森先生が「セーフティアシスタントに必要な知識とスキル」というテーマで講演してくださいました。
試合中の安全確保に向けて、セーフティアシスタントが何をすべきか、どのような心構えが必要かについて具体的かつ実践的なアドバイスをいただき、大変勉強になりました。

続いて、小井手先生による「育成年代に関わる指導者が知っておくべき、安全な動きと効率的な動き」というテーマの講義が行われました。
実技を交えた講義では、子どもたちの下半身の動作に焦点を当て、けがのリスクを増やす動きや、その発生メカニズムについてわかりやすく解説していただきました。

最後には、織田レフリー部会長が新ルールの解説を行い、ルールを守るために選手たちに実践してほしいことを説明してくださいました。

今回の研修会も内容が充実しており、非常に有意義なものとなりました。
日々学び続け、知識を絶えずアップデートしていくことの重要性を再確認しました。

研修会後には懇親会も開かれ、他のスクールのコーチたちと楽しいひとときを過ごすことができました。


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