レフリー講習会

広島県竹原合同合宿 レフリー講習会 報告書
2024.8.5. 
ヒーローズカップレフリー委員会委員長 高岡秀行
 
 
日 時 2024年8月3日(土)4日(日)
場 所 広島県三原市沼田東町釜山253-1 やまみ三原運動公園多目的広場
 第2回竹原交流会(総合型地域スポーツクラブ バンブークラブ20周年記念大会)
対 象 山口県、広島県、岡山県のラグビースクール(宇部小野田RS 倉敷RS 東広島JRS 竹原RS 8月4日のみ参加福山RS 尾道RS コーチ・レフリー20名 保護者+子どもたち150名
講 師 高岡秀行(ヒーローズカップレフリー委員会委員長)
梶本康文(ヒーローズカップ中国地区委員長)
 
内容 
日本全体が記録的な暑さが続く中、中国地区のスクールが集まり、1泊2日で合宿を行うところに帯同し、レフリー講習会の機会を設けさせていただいた。
初日は事前に梶本中国地区委員長と打ち合わせをし、ラインアウトでのポジションや反則を確認した。また、ボールラインランニングも紹介した。ラインアウトではノット3mの反則をさせないための工夫、また、ラインアウトのスローインがワンパターンしかなく、それが間接的に反則の原因ともなっているので、バリエーションを紹介して戦術の参考にしていただいた。また、ラインアウト時のARの立つ場所、合わせてスクラム、モール、ラックでの位置も確認した。酷暑での講習であったので時間を当初の予定の半分にして、その後は個別に質問に来ていただくことにした。個別の質問ではブレイクダウンでのリリースの考え方などの質問が出た。
初日夜は夕食後の時間にレセプションと呼ばれる交流の時間がありその冒頭に30分子どもたち+保護者、コーチの方に「レフリーの話」をさせていただいた。レフリーはどうやって生まれたか、他の競技と違って、なぜ、ラグビーのレフリーに抗議をすることがないのか、しかし、プロ化やTMOの導入によりレフリーの判定にも変化が起こりつつある時代になってきていること。しかし、レフリーによって判断は違うこと、(みなさんにノッコンの判定を行ってもらった)それがラグビーのレフリーなのだということを話し、また、ラグビーをやっていた人は社会に出ても活躍されている方が多い。それはラグビーの競技特性から来ていると思われる、勉強もできる生徒が多い?というような話をした。最後に商品付クイズ3問で楽しんでもらえたかと思います。最後の最後に「子どもたちが自分でできることは自分でするようにしましょう。」と保護者の方にお願いしました。
二日目も猛暑、酷暑。この日は2チームが加わり、総合型地域スポーツクラブ「バンブークラブ」20周年記念大会の形をとっていました。優勝チームには記念の盾、賞品が贈られることになっていました。順調に試合は進み、レフリー講習会も11時15分から30分間予定されていましたが、11時ころから雷の音。チーム代表者の方に集まってもらって協議。1時間待機するも、天気予報ではレーダーに映る濃い雨雲が動かず、暑さのことも考慮し中止となりました。残念ではありましたが賢明な判断であったと思われます。
表彰は中止前時点での成績となった。
講習を終えて
グラウンドでの講習会では「ラインアウト」という課題点を絞って話をすることができたので効率よく行うことができた。
夜の講習会は、今年初めに福山ラグビースクールで行った話の時に偶然、時間待ちの子どもたちが入って楽しく講習ができたことをきっかけにレフリーの講習会というのではなく保護者や子どもたちにラグビーの話をさせていただいている。岩手八幡平でもさせていただいたが、おおむね好評ではなかったか。今後もレフリングのレベルアップももちろんのことながらこの「ラグビーの話・レフリーの話」の機会を増やし、ラグビーという競技の良さを保護者にも知っていただければと思われる。


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