特派員レポート

三菱重工第14回神奈川県ミニラグビーファイナルカップ
3月2日、3日の2日間、藤沢市善行にある県立スポーツセンターで開催されました。

神奈川県ミニラグビーファイナルカップは、中学生になってもラグビーを続けてもらうきっかけにという神奈川県ラグビースクールの関係者全員の熱い願いから開催されてます。
神奈川県内の全20スクール(内、合同チームが1チーム)に加え、東北から北上ラグビースクール、福島県スクール選抜の2チームが参加しました。

参加した東北地方のチームは、神奈川県内のスクールに通う同じ6年生の家庭でホームステイをしました。
このホームステイは4年ぶりの実施で、1日目の試合後には対面式が行われ、ホストファミリーの家に宿泊し、
ラグビー以外の活動を通じて深い交流が行われました。

大会初日は、21チームを7つのグループに分けて総当たりのリーグ戦が行われ、各チームが熱戦を繰り広げました。

2大会連続優勝の横浜RSが茅ヶ崎RSと対戦し、茅ヶ崎RSのアタックの強さで接戦に持ち込みましたが勝利には届かず引き分けとなりました。
また、隣のコートではヒーロズカップ決勝大会でカップ戦準優勝(全国2位)の相模原RSがしつこい藤沢RSのディフェンスに苦しんだ末に、21-5で藤沢RSが勝ち切りました。
グリーンクラブRSは同じ横浜市内を拠点とする3年連続準優勝の田園RSを破り1位通過。
鎌倉RSは、相手を寄せ付けず2試合とも完封勝利。
また逗子葉山RSは小田原RSとの接戦に勝ち抜き、スクール創立初のカップトーナメント進出。
東北の北上RS、福島県スクール選抜ともに1位通過し、揃ってカップトーナメントへ進むことになりました。

また、一昨年からの試みで、スクール生の多いチームに試合の機会を与えるための「フレンドシップマッチ」も同会場で開催されました。
2日間で14試合を行うことができ、皆が参加するファイナルカップを楽しんでいました。

ファイナルカップのいいところは、2日目に全チームが優勝を目指せるということです。
2日目はカップ戦、プレート戦、ボウル戦でそれぞれ優勝を争います。

カップトーナメントでは、全国レベルのチームが拮抗した試合を繰り広げ、見る者も楽しませてくれるレベルの高い試合で、会場を大いに沸かせてくれました。
カップ決勝戦は、1日目の予選で強豪相模原に勝ち切った藤沢RSと鎌倉RSとの対戦
強力なアタックで休みなく攻撃する勢いのある鎌倉RSが勝ち切り、5年ぶり3度目のカップ優勝を飾った。

プレートトーナメントが、相模原RSで田園RSとの対戦。どちらも優勝経験のある強豪チーム。
前半は拮抗したゲーム展開だったが、相模原RSが後半のトライを重ね相手を引き離し優勝を勝ち取りました。

ボウルトーナメントの決勝戦は、前半に海老名RSが42-0と大差でリードするも、後半になり大和RSの反撃で47-42で見事大逆転勝利で優勝となりました。
諦めない気持ちの大切さを見せてくれた試合でした。

各トーナメントの結果です。

カップトーナメント
優勝:鎌倉RS
準優勝:藤沢RS
3位:横浜RS

プレートトーナメント
優勝:相模原RS
準優勝:田園RS
3位:茅ヶ崎RS

ボウルトーナメント
優勝:大和RS
準優勝:海老名RS
3位:横須賀市RS

反則が一番少なかったフェアプレー賞は秦野RSが受賞しました。3年連続の受賞です。クリーンなラグビーをすることも大切なことです。素晴らしい受賞ですね。

この大会をきっかけに、中学でも仲間との絆を深めラグビーを楽しんで続けてくれると願うばかりです。

この大会の様子が、tvk(テレビ神奈川)で放映されます。
特別番組「三菱重工第14回神奈川県ミニラグビーファイナルカップ」
<放送日時>
2024年3月24日(日)


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