ラグビーママの栄養バイブル㉔

たくさん食べているはずなのにチーム中でも一番小さい・・・
みんな身長抜かしていってしまって試合でも当たり負けしてしまう・・・
少食・偏食で量を食べることが出来ない…
料理が苦手だけど今伸び盛りだからなんとか頑張ってあげたい
1cmでも徹底的に伸ばしたい
 
そんなお悩みをお持ちの保護者の方
是非最後まで目を通してみてください
 
みなさんこんにちは、管理栄養士の喜多みのりです。
本日は相談も多い身長UPについての話題です。
 
身長を伸ばすチャンスを逃さないために
食事のポイントを中心にお話ししていきます
 
身長・体重を増やしてパフォーマンスアップを目指したい 
うちの子身体が細い、背が伸びないと悩んでいる選手や保護者の方は多いのではないでしょうか。

 身長って高校生で伸びるというイメージを持つ方もおられるのですが
実際の『成長スパート』は女子で10〜12歳、男子で12〜14歳と意外と早くにやってきます。
高校生になってからではできることは少ないことがよくわかります。小中学生のうちに何ができるかが重要です。
 
成長スパートがやってくると、
1年間に男子は約10〜12㎝、
女子は約8㎝も身長が伸びます。
 
こんなことで身長の伸びを自ら止めていませんでしょうか?

成長ホルモンが分泌していない
運動・睡眠・栄養様々な要素が絡み合って成長ホルモンの分泌がなされますが
本日読んでくださっている方々は運動しているアスリートが多いかと思います。
あるあるとして多いのが
オーバーワークや睡眠時間が短いことが原因となっている選手も多いので注意が必要です。
 十分な食事量が確保するだけの時間がないほどのスケジュールが過密な状態は要注意。
また、国際睡眠財団の調査でも睡眠は小学生の場合最低9時間必要ということがわかっています。
 
②栄養不足
身長の伸びる初期においてエネルギーの充足が特に大きく影響することがわかっています。
 
成長期の選手は生きるのに必要なエネルギーに加えて
身長・体重・骨を大きくするため・体が大きくなるためにもエネルギーが使われていきます。
さらにアスリートは
トレーニングをする分エネルギーも必要になります。
 
食べる量の不足以外に
お菓子など中身のないカロリー
つまり食べる物の質が悪いとうまくエネルギーは充足されません。
 
身長UPのために必要な栄養素は多くあるのですが
エネルギー源となる主食を必要量食べることは特に重要です。
3食でまかなおうとせずうまく補食も上手に活用しましょう。
練習がない日でも補食をとることは意識をしていきましょう。
ご飯が進まないという選手はいも類や果物も活用すると良いですね。
 
そして1回の食事量で考えるとパンよりもご飯の方が糖質量が多いです。
朝ごはんを工夫するのも一つでしょう
給食がパンの日は特に糖質不足になりやすいので要注意です朝ごはん、補食の量を増やしていきましょう。
 
身長を伸ばすために改善したいポイントはたくさんありますが、
エネルギー不足はすぐにでも取り組めると思いますので
本日から日常生活に取り入れてみてください。
 
体格が小さくチームの中でもいつも弾き飛ばされていた選手が
食事面を含め努力を積み重ね、
 半年で身長11cm体重が10kg増え
6年生の大会でチームのエースとして大活躍、夢だった表彰台にのったという選手もいます
 

 小学5年生くらいから中学2年生くらいの一番伸びる成長スパートは後戻りはできません
成長スパートを生かせるように食事をしていってほしいと思います。
 
 
☑︎体重が増えないどころか減ってしまった
☑︎テスト期間などOFFになると身長がぐっと増える

 という選手はすでに赤信号です。すぐに改善しましょう。
 
またたくさん食べることのできない選手は
たくさん食べること以外の部分が体を大きくする鍵となることも多くあります。
吐いてまで食べる必要はありません、体の状態に合わせて栄養補給行なっていきましょう
 
一人でも後悔する選手が減り、それぞれにとって最高の笑顔が咲く2024年となりますよう応援しております。
 
【喜多みのりプロフィール】
アスリート個別栄養サポート 代表
東京・自由が丘に本店を構え小学生〜オリンピック選手までラグビー、サッカー、野球、陸上、ゴルフ、バスケ、ボクシング、審美系競技など全国の選手たちの個別の栄養指導を行いパフォーマンスUPに導く。
 
背を高くしたい・身体を大きくしたい・バテにくい身体を作りたい
アスリートのパフォーマンスUPのための考え方やコツを発信しています★ 
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