スタッフ特派員報告

今年の日本は猛暑。「記録的」という言葉が天気予報で毎日のようにテレビから流れます。菅平も初日、雷警報が出てその後短時間でしたが豪雨。その日は少し早めに切り上げましたが、3日間とも快晴、子どもたちは9月中旬の菅平を思いっきり楽しみました。
 HEROES@菅平RUGBY FRIENDSHIP FESTIVALは9月16日(土)17日(日)18日(敬老の日・祝)に長野県菅平高原サニアパークで行われました。このフェスティバルは「勝敗を問わずにすべての選手がラグビーを楽しめる交流試合や様々なレクリエーションを通じて、選手、スクール間のフレンドシップ(友情・友愛・交流)をはぐくむこと」を目的としています。近畿、東海北陸、関東から27スクール、1000人の子どもたちに加え保護者、スタッフを入れますと1500人は超えようかという人数が集まりました。
初日は講習会。奈良秀明氏によるステップ講習会には毎回多くの子どもたちが参加。また、正海智大氏、石原武氏の東福岡高校出身の二人がその練習方法を紹介し、経験してもらいました。子どもたち、コーチの皆さんに何かしらのスキルアップのヒントになったのではないかと思います。
 さて、二日目の中心は交流試合。サニアパークのグラウンドをフルに使い13面で同時に試合が行われました。これまで対戦したことのないチームとはドキドキ。また、10月から始まるヒーローズカップに向けての前哨戦ととらえているチームもありました。中には「このスクール、強いなあ。」という強豪も見られました。カップ戦と違い試合後は笑顔で握手をするチームでしたが、負けて悔しく涙する選手もいました。でも、思い切りラグビーを「enjoy」してくれたのではないかと思います。
 終盤にふと空を見上げると、ドクターヘリが!大会ドクターの素早い対応で急遽飛来したものですが、負傷も幸い大事に至らず、その日のうちにチームに合流できました。ドクター、トレーナー、スポーツナースの皆さん本当にありがとうございました。みなさんのおかげで安心して大会を運営できます。
また、イベントコーナーでは、ストラックアウト、ダウンからの10m走測定、バランスボールチャレンジ、握力ランキング、うまい棒すくい、モルック輪投げで遊んだり、シャボン玉で楽しんだりしていました。まだ、試合に参加できない幼少の子どもたちもイベントでは大いに活躍?していました。運営に協力いただいた伊賀良ラグビースクール、上郷ラグビースクールの保護者の皆さんありがとうございました。
似顔絵コーナーではゴルフダイジェストの表紙を長年描かれている尾中哲夫氏が軽妙な話をしながら子供たち、保護者の似顔絵を描いていただきました。最後の方は一緒に遊んでいるような、、、。講習会では曽我部佳慶氏によるキック講習会が行われました。キックパスを教えてほしいと希望する選手が多くいました。
管理センターの二階では喜多みのり氏による「体を大きくするための栄養講座」が開かれ、多くの保護者の方が耳を傾けておられました。
昼休みに行われましたタグの1on1大会。中学年はサドンデスでグリーンクラブラグビースクール。高学年は鎌倉ラグビースクールが優勝しました。賞品は大袋いっぱいのお菓子!
最後に行われましたのがスクール対抗リレー。子どもたちだけでなく保護者、コーチも一体となってチャレンジ。第1組は南京都ラグビースクール。第2組は豊田ラグビースクールが一位に。練習の成果?を見せました。
 夜は菅平リゾートセンターで指導者サミットが行われました。各スクールでの課題解決に加え、「小学生に全国大会が必要か」をテーマに活発な意見交換が行われました。スクールにより様々な課題がありご苦労がわかりました。また、カップに参加されないチームの意見は他の参加スクール、我々運営側にも大いに参考になりました。
 三日目は交流試合とイベントコーナー。イベントコーナーではミニ射的も登場。楽しく遊んでくれました。
 三日間様々なことがありましたが、すべては子どもたちの笑顔が見られれば、それですべてよし。フェスティバルは地元スクール、観光協会などかかわるすべての方の献身的な協力の上に成り立っています。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
 来年もダボスの山が子どもたちを待っています。

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