第17回大樹生命ヒーローズカップの優勝は関西代表大阪府の八尾ラグビースクールでした。八尾ラグビースクールの日本一までの道のりは平たんなものではありませんでした。大阪府のスクールが出場するドコモカップではAチームの主力メンバー2人が試合中に衝突すると言うアクシデントがおこりました。脳震盪と言うことで試合出場ができなくなりドコモカップの結果は3位となりました。ヒーローズカップの関西大会への出場権は得ることはできました。関西大会では1位通過で全国大会への切符は得られました。しかしまた不慮の事故が八尾を襲います。Aチームフォワードの要である背番号20番の木羽健介選手が事故により腕に大怪我を負うことになります。木羽選手の全国大会出場は絶望的で選手として競技を続けることも分からない状況となります。そのような状況の中で選手たちは「健介と一緒に戦おう」とヘッドキャップに「20健介」と書き試合に挑みます。「健介の欠場で試合に負けた」と言われないように残った選手で優勝をもぎ取りました。チームにはそれぞれにチーム事情があります。その中で優勝を掴んだ八尾ラグビースクール、おめでとう。













