神奈川県ファイナルカップ

三菱重工第13回神奈川県ミニラグビーファイナルカップ
3月4日、5日の2日間、藤沢市善行にある県立スポーツセンターで開催されました。
 
神奈川県ミニラグビーファイナルカップは、中学生になってもラグビーを続けてもらうきっかけにしてもらいたいという神奈川県ラグビースクールの関係者全員の熱い願いから開催されてます。
 
神奈川県内の全20スクール(内、合同チームが2チーム)に加え、東北から北上ラグビースクール、釜石シーウェイブスジュニア、福島県スクール選抜の3チームが参加しました。
東北からの参加は3年ぶりです。コロナ禍でここ2回は遠征が制限され参加が実現しませんでした。
以前は東北のチームは神奈川県内の各スクールの同じ6年生の家庭のホームステイをして、ラグビー以外にも深い交流を続けてました。
まだホームステイができる環境ではないので、今回は県立スポーツセンター内にある宿泊棟に泊まることになりました。
 
1日目は21チームを7つのグループに分け、総当たりのリーグ戦です。
同じグループになった、釜石SWJ、横須賀市RS、小田原RSの港町リーグ!
3スクールのコーチ達のアイデアで、釜石、横須賀、小田原の大漁旗(フライキ)がグラウンドに大きくなびく光景は、今回のファイナルカップのハイライト!
各グループの1位チームはカップ戦に進出しますが、北上RSと福島県スクール選抜が全勝で1位になりカップ戦出場となりました。
神奈川県内からは、横浜RS、田園RS、鎌倉RS、大和RS、横須賀市RSがカップ戦に駒を進めました。
 
また、昨年からの試みで、スクール生の多いチームに試合の機会を与えるための「フレンドシップマッチ」も同会場で開催されました。
エントリーした13チームが2試合ずつ行い、6年生全員でファイナルカップを楽しみました。
 
ファイナルカップのいいところは、2日目も全チームが優勝を目指せるということです。
2日目はカップ戦、プレート戦、ボウル戦でそれぞれ優勝を争います。
 
合同チームの活躍も目立ちました。
プレート戦では厚木RS・さがみ南RSが準優勝、またボウル戦では横浜YCRS・横浜ブルズRSが準優勝。
横浜ブルズRSは今年設立されたばかりですが、初年度から見事表彰されました。
 
カップ戦では、全国レベルのチームが拮抗した試合を繰り広げ、見る者も楽しませてくれるレベルの高い試合で、会場を大いに沸かせてくれました。
注目のヒーローズカップで優勝した鎌倉RSと田園RSの試合は手に汗握る接戦。
タックルの精度が高く堅いディフェンスが持ち味の田園RS。鎌倉の猛攻を凌ぎリードする展開。
しかし鎌倉RSの素晴らしいステップでその防御を切り裂き追い上げる。
結局21-21の同点で試合が終わりました。
抽選の結果、田園RSが決勝に進むことになりました。
もう片方の山は横浜RSが実力を見せつけ決勝進出。
昨年の第12回大会と同じカードでのカップ決勝戦。
他のスクールの選手たちがグラウンドを囲むように観戦する中、キックオフの笛が鳴ります。
お互いにディフェンスがいいので、ロースコアの展開が予想されましたが、その通りの試合展開。
両チームとも少ないチャンスをものにして、2トライづつでコンバージョンキックも決まり14-14で終了のホーンが鳴ります。
しかし、ここから攻守が入れ替わるも、ミスもせずボールをつなぎます。
3分ほど長い攻防があり、最後に横浜RSがゴール隅にトライを決めノーサイド!
横浜RSが2年連続の優勝となりました。
 
1日目のAグループの3チームがそれぞれのトーナメントで優勝する結果となり、実力者が集まったグループだったと言えるでしょう。
 
各トーナメントの結果です。
 
カップトーナメント
優勝:横浜RS
準優勝:田園RS
3位:鎌倉RS
 
プレートトーナメント
優勝:藤沢RS
準優勝:厚木RS・さがみ南RS
3位:グリーンクラブRS
 
ボウルトーナメント
優勝:茅ヶ崎RS
準優勝:横浜YCRS、横浜ブルズRS
3位:麻生RS
 
反則が一番少なかったフェアプレー賞は秦野RSが受賞しました。
 
この大会をきっかけに、中学でも仲間との絆を深めラグビーを楽しんで続けてくれると願うばかりです。
 
この大会の様子が、tvk(テレビ神奈川)で放映されます。
特別番組「三菱重工第13回神奈川県ミニラグビーファイナルカップ」
<放送日時>
2023年3月26日(日)
午後7時~8時55分




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