海外ラグビー普及活動  2023.2.24~26タイ(バンコク)ツアー報告

今回はTeam TOSS としてコロナ禍で続けていた、特定非営利活動法人ジャパンハート様がミャンマーで運営するDream Trainという養育施設の子供たちへのオンラインレッスン(元日本代表やトップリーグプレーヤーによるラグビーを中心としたエクササイズ等)で知り合った現地の子供達に、実際のラグビーの「試合」を見てもらうという事が一番の目的でタイインターナショナル10’s にご招待した。

・Dream Train 様のHPは下記
https://www.japanheart.org/activity/education/actv-dream-train.html

・2023.2.24

無事にバンコク空港にて、ミャンマー・ヤンゴンからの二人と合流。日本→タイと違って、ミャンマー→タイは不法滞在が問題化している等の問題から、かなり入国が厳しく、事前のビザ取得に加え、現地バンコク10‘s大会からのオフィシャルの手紙を用意し、また現金の所持を聞かれる可能性がある事から、それぞれに500米ドルを持たせてと万全の体制で臨んだ。
なお、対面で会うのは初めてだったが、事前に全員の写真を共有していたので、入国管理の列で出会った時はある種の感動があった。



・2023.2.25
タイ観光も彼らの招待の目的の一つだったので、二人を連れてアユタヤ県へ観光へ向かった。現地では有名な寺院の見学やゾウに乗ったり、水上マーケットの見学等を行った。


ミャンマーは佛教のイメージも強いが、イギリス系の影響を強く受けており、クリスチャンの方々も多くいるという事を二人から教えてもらった。なお、野生のゾウはミャンマーにはいないとの事でした。。。アユタヤの像も野生とは言えないが。。。



・2023.2.26

※左がアベラ右がアエいよいよラグビー観戦初日。まずは日本から持参したチャリティグッズを寄贈させて頂いた。
皆様より寄贈頂きましたグッズは責任もってお二人にお渡ししました。全部は持ちきれないとの事で、取り急ぎ、二人が持っていける数量をスーツケースに詰めて持って帰ってもらいました。


ミャンマーの施設には十分なトレーニング施設が無いという事で、現立教大学ヘッドコーチの中村氏によるトレーニングセッションを行った。


Bangkok International 10’s のHPはこちら
https://www.bangkokrugby10s.net/


二人を実際のラグビーの現場に連れて行って、地元の日本人チームのバンコクジャパニーズの子供達にご紹介。二人は「日本語」でしっかりと自己紹介をしていました。
Dream Trainの施設では日本語も勉強しているらしく、二人ともちゃんと名前と一言を言えました!凄い!




二人は水族館は初めてという事で、バンコクで人気の水族館に連れて行った。
日本では当たり前のような事が、当たり前ではない世界がある事を改めて痛感した。




夜は「日本文化」を感じてもらいたく、知り合いに頼んで日本風居酒屋へ。なお二人は成人しているが、お酒は飲まなかった。
バンコクはかなり発展した都市で、日本の居酒屋さんやチェーン店も多数あり、まるで日本のよう。。。お値段も日本とほぼ変わらない金額だった。。
二人の好みは、枝豆、焼き鳥、お好み焼き!またお店名物の激辛スープカレーも余裕で完食!辛さには強いみたい!



・2023.2.27
あっという間の最終日。
最終日も朝からトレーニング


機材が無くてもトレーニングが出来るように、中村コーチからトレーニング方法を伝授。二人一組でやるトレーニングや、段差を使った自重のトレーニングを指導。




まさかのプールはミャンマーに無いとの事で、二人とも泳げない事が発覚。。。急遽、皆で泳ぎ方の基礎講座を開講。
基本的なバタ足や平泳ぎの動きが全く出来ていなかった(知らなかった)ので、1時間くらい自分達が小学校くらいで教わった初歩を伝授。
アエは。。。アベラは少しだけ泳げるようになった!




最終日の最後のランチは焼肉!日系の牛角さんがあったので、みんなで焼肉!BBQはやった事があるけど、店の中での「BBQ」は初めてとの事!どれも美味しく頂きました!






最後は空港まで送って今回のツアーは無事に終了。空港の最後のチェックインの際に、二人に話しかける怪しい人が。。スーツケースを渡して、一緒にチェックインしようとしていたので、すかさず断らせました。まだまだ海外では典型的な犯罪が多いので注意が必要です。


今回のツアーにご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
二人の渡航費用のスポンサーを頂きました在ベトナムの皆様、グッズのご提供を頂きました、ベトナムサオララグビーチームの皆様、バンコクジャパニーズの皆様、東海大相模ラグビー部の皆様、Bring Up Rugby アカデミーの皆様、文京ラグビースクールの皆様、本当にありがとうございました!!
今回のツアーが少しでも今回の二人や、ミャンマーの子供達の将来の夢や希望となってくれる事を祈念しつつ、今回の報告とさせていただきます。





※二人の帰国後に先方から送って頂いた写真。皆が今回のチャリティグッズを手に嬉しそうに写っています。

文責:Team TOSS 小澤響平


・私達「TEAM TOSS]との活動紹介はこちら

https://www.japanheart.org/reports/reports-myanmar/220427-2.html 


DreamTrainには現在約180名程度の子供達がいるとの事です。
子供達は一人約5,000円で1ヵ月を生活しています。
今回のアエとアベラは支援を受けて、今年から大学に進学予定。
日本語と英語の勉強を続けて観光を学びたいとの事でした。



※TEAM TOSSご紹介2015年に私と元日本代表の松尾勝博氏、箕内拓郎氏と現地駐在されていた宮本氏の4名で継続的に海外普及する活動を開始。インドネシア語で「乾杯」が「TOSS」だった事もありその後、私達の活動を「TEAM TOSS」と名付ける。その後、元日本代表から小野澤弘時氏、冨岡鉄平氏、菊谷崇氏らも活動内容に賛同して頂き、今ではJAPANラグビーのレジェンド達だけでなく、アジア各地の駐在員や元ラガーマン等の皆様も仲間に入って頂いて、15名程の仲間がおります。


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